nice weather for a bullet duck

アヒル君と一緒にお出かけします。日帰り登山が多いです。ぬい撮り、ぬい旅ブログです。

2016年12月11日 払沢の滝〜天狗滝〜綾滝〜つづら岩

昨日買った携帯ガスコンロ。使いたくてしようがない。早起きして山へ。

 

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とりあえず今日は奥多摩方面の電車に乗る。目的地は道中検索して決める。便利な時代です。

 

なになに。払沢の滝?天狗滝?滝巡り?

 

滝!!いいじゃん!!

 

冬の滝壺での熱々コーヒーブレイク!これは間違い無いわ!これがアウトドアだわ!!

 

武蔵五日市駅からバスに乗り換え「払沢の滝」へ。日本の百名爆のひとつらしい。電車→バス→山のパターンも慣れてきた。

 

バス降りたらすぐ入り口。歩いていると「地元の人の大切な水源だから汚さないで下さい」的な看板がちらほら。

 

ほら来た。清潔な山の水来た。余裕で飲みます。飲ませていただきます。滝壺コーヒー決定。

 

霜が降りてる山道をしばらく歩いて到着。掃除してるおじさんに挨拶して滝壺の方へ。

 

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いやー。気持ちいい。こじんまりした綺麗な滝だね。岩に囲まれた滝壺もしっかりしてる。

 

寒さでかじかみながら水を掬って沸騰させてコーヒー淹れる。

 

・・・・美味い。

 

冬。朝。山。こんな美味いコーヒー飲んだの初めて。

 

よーし!今日は滝に行く度にコーヒー飲もう!
(実行したのだが、やはりこの朝一発目のコーヒーを超えるものは無かった。あたりまえだよねー)

 

払沢の滝を後にして一度バス停に戻り、国道沿いを歩きながら天狗滝&綾滝へ続く登山口を探す。

 

入り口の神社でお参りして沢に沿った登山道を行く。

 

誰もいない。マイナーな山だとこんなもんなのね。嬉しくなる。つーか登ってる山の名前知らないし。

 

沢に沿った道は岩でゴツゴツしてる。水感、森感がもののけ姫みたいだなー。

 

途中で暑くなってくる。汗をかいたら冷えるから結局Tシャツになる。よっぽど高い山じゃない限り行動中は冬でもTシャツがベター。それでも汗をかく💦

 

けっこーキツい道っすよ。うちの奥さんは無理だろうなー。何機死ぬかなー?笑

 

手をかけて登るような岩場を越えたら天狗滝出現!!!!この出現の仕方マジかっこいい!!

完全にパワースポット!!ドラクエだったら妖精が住んでてアイテム貰えます!!これは良い!!!

 

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この登って滝発見して滝壺のある下に降りていく流れ最高!!!これは是非行って欲しいです!!

 

天狗滝。岩に沿って白糸が流れる上品な滝です。滝壺は小さいけど河原みたいになっててまるで箱庭。めちゃ気に入った!!!

 

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しばらくいたけど誰も来ない。まじかよ。最高じゃん。住みたい。オレがここの滝の妖精になりたい。

 

別れを惜しみつつ綾滝目指す。ちょっとずつ道が細くなっていく。

 

森らしい森を歩いて行くと綾滝出現!!この滝も出現する感じはいいね!カッコいいわ!!

 

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綾滝は名前の通り派手さの無い線の細い滝。ここは完全に森の中。相変わらず誰もいない。気配すらない。ベンチがあるからラーメン食べるならここだな。ちょうど昼くらいかー。でもさっきもコーヒー飲んだしお腹空いてない。

 

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この先には、、、つづら岩??何それ?

とりあえずつづら岩まで行ってみるか。

 

行き始めたはいいけど途中から道キツー!!

角度が急になり狭くて足元も悪い!!

オレそんなに経験ないからね!今日は良い経験になりました!!

 

何度引き返そうと思ったか!登りながら「これオレ降りられんの??」って恐怖が。

 

実感した。登れたからって降りられるわけじゃないだよね。そりゃそうだわ。でも怖がりすぎてもダメだしね。

 

誰もいない。辛い。でも登ってると止まらないんだよね。ここで引き返すってタイミングが無いっつーか。

 

とりあえずつづら岩まで行こう。つーかつづら岩って何?そんな目印になるようなもんなの?なんか上の方に白いものが見えるな。何だ?あれ?

 

木々の間からデッカい岩が出現!!!

 

「でかーーーーい!!!」

 

叫んだ。

 

うひょー!と進んでいくとロッククライミングしてる人達がいた。久しぶりに人に会った。
(さっき叫んだの聞こえたよな。恥ずかしい)

 

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向こうは夢中でこっちには気にも留めない。

 

デッカい岩かっけー!!!なんか脇の岩の隙間にルートっぽいものがある。直登は無理だけど回り込めば上まで行けるかな??

 

あれ?これボルダリングってやつじゃね?オレやった事無いよね?とりあえず軍手あるし行けるトコまで登ってみよう。

 

そして気付くのである。

 

「登れるからといって降りられるわけではない」と。

 

一応降りられるか吟味しながら少しずつ行ったつもりではあった。結局壁のような岩に阻まれて登頂断念。、よく分からないまま岩にしがみついてる自分。

 

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、、、、え?これオレ降りるの??

 

まじ恐怖。右手左手右足左足。いやいやいやいや!!!!これあかんでしょ!!!助け求める???いやいやいや!!!

 

木の根っこ掴んで、、ぶら下がって、、足がとどかなくて、、さらに回り込んで、、、何とか降りた。ふう。

 

途中から年配の夫婦が見守ってくれててちょっと話をする。みんな違うルートから来たみたい。

 

それにしても怪我しなくて良かった。今度ボルダリングジム行こう。教えて貰おう。

 

んでいつかつづら岩のトップに登ってみたいな。

 

帰り道色々頭をよぎりました。

 

「道」って何なんだろう??
舗装されてるのが道なのか?誰かが通って踏み固められてるのが道なのか?

 

でもそれは違うくてもっと自由で

 

ここ行きたいって思った瞬間、そこが道になるんだなと思いました。もっと自由でいいんだ。

 

登れなかった。けど、あれは道だった。

 

帰り道、山の見え方が行く時と変わってました。

 

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